GTMを使うなら読んで損なし!『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』レビュー

このページでは『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』を読んだ感想(レビュー)をしています。
基本的な解説、学習環境の構築、ベースとなるタグの設定から複雑な条件の使い方まで、これからGoogleタグマネージャー(GTM)を使い始めるという方にピッタリな1冊です。
辞書的に持っておいても良いと感じました。
『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』の基本情報
タイトル
現場で使える Googleタグマネージャー実践入門
著者
神谷 英男、石本 憲貴、礒崎 将一
監修
小川 卓 (監修)
出版社
マイナビ出版
出版年
2022年6月20日
ジャンル
IT
概要
Googleタグマネージャーを利用してウェブ解析に取り組む著者陣の知見を1冊にまとめて、効果的な利用方法を解説する書籍。
はじめてGoogleタグマネージャーに触れる方を対象にまとめていますが、UAからGA4に移行する方や知識をアップデートしたい方にもおすすめです。
『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』のレビュー
評価
★★★★☆
詳細なレビュー
『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』は、Googleタグマネージャー(GTM)の実践的な活用方法を学べます。
タグマネージャーとはどういうものか、GTMならではの用語や設定についての解説があり、初めてタグマネージャーに触るという人も理解できるようになっています。
この本で大きな特徴の1つに学習環境の構築があります。
ローカル環境にWordPressサイトを作成し、そこにGTMをセットしてテストできる環境の作り方を一から説明してます。
これは特に実務でクライアントサイトにGTMを設定する必要がある場合に、いきなりクライアントサイトに実装せずにテストできるので有用です。
個人のWebサイトでも実験的にセットしたタグなどの履歴を本番環境に残さないことができるので、学習環境を構築するのも良いでしょう。
アナリティクスのセットを例に基本となるタグの設定を解説しています。
その後は逆引きレシピという形式で、様々なケースでの設定方法を紹介。
逆引きの大半はアナリティクスと組み合わせた計測のテクニックになっています。
Cookieを使った方法や特定クラスの要素をクリックされた場合の計測など、具体的な使用シーンを例に様々な条件設定の方法が記されています。
ただ、単純にWebサイトへタグを挿入するタグマネージャーの基本的な操作を知りたい場合にはこの本は不要かもしれません。
『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』のレビューまとめ
『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』は次のような方にオススメです。
- タグマネージャーに初めて触る
- タグマネージャーの学習環境を作りたい
- GTMの基本的な操作を知りたい
- GTMとアナリティクスを組み合わせた計測をしたい
『現場で使える Googleタグマネージャー実践入門』は初心者から中級者まで幅広い読者に適した、GTM入門にピッタリな1冊です。
自身のWebサイトに導入してみたい、実務で導入することになったという人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。